2023 Eroica Japan

2023年5月14日 mio-amore

2023年5月13日～14日、伊豆を開催地としてEroica Japan 2023が開催されました。

Club DE ROSA Classiche Giapponeは、メンバーのFS氏のスポンサーシップにより、DE ROSA創業70周年を祝いつつUgoへの追悼の意を示すべくホスピタリティスタンドを設営すると共に、エイドステーションとスタート前コーヒーサービスのボランティア協力をしました。

5月13日土曜日の修善寺エリアは生憎の雨ですが、スタート/ゴール地点の修善寺駅前広場にクラブテントを設営し、メンバーやDE ROSAエントラントとの交流の場としました。

スタンドのテント内にはUgoのメモリアルパネルと遺影を祀りました。

Day1のカンビウムライド(車両制限なし)ではエイドステーションのスポンサーとボランティア協力を行い、冷たい雨の中を果敢に走るエントラントをケアしました。

Day1の午後、カンビウムライドを終えたエントラントのお一人がクラブスタンドに見えました。

なんとDURA ACEの黎明期にシマノヨーロッパのプロツアー帯同クルーとして活躍され、今は堺市のシマノミュージアムの学芸員をされているHB氏です。

クラブ代表のTHと旧知のHB氏は、THがHB氏のRossinのDURA ACE EXフリーハブをエロイカ激坂仕様に組み替える26Tスプロケ歯提供の返礼に、とてつもないサプライズプレゼントを携えて来られました。

何と、ご本人が当時CUSANOのDE ROSA工房を訪ねた際にお土産に貰った「♡の鉄片」です。

試しにTH代表の’74 DE ROSAのハンガー裏の肉抜き孔に当ててみると、「ガラスの靴」さながらのシンデレラフィットです。

半世紀と数千キロの時空の隔たりを越え、ミラノで打ち抜かれた♡鉄片が伊豆の地でハンガーシェルと再会したのです。

Day2も朝から厚い雲に覆われた曇天に加えて日中にかけて大雨という厳しい予報です。

ビンテージロードの非力なブレーキでの長いダウンヒルはリスキーとの判断で、最長距離の“Samurai”ライドは中距離の“Odoriko”ライドに併合されるという賢明な判断が下りました。

我々は、スタートゲート際で6:00amスタートの“Samurai”ライダー20名ほどにモーニングコーヒーを振舞うつもりでしたが、100名程に膨れ上がった“Odoriko”ライダーにはハンドドリップの手際では十分に行き渡りません。

それでも、運営サイドが用意した車両で“Odoriko”に出走する事になったイタリアからのEroica Global役員の皆様を含む30名程の皆様には、暖とカフェインを喜んで頂くことが出来ました。

殺到するコーヒー希望者にテンパるTH代表に賛同され、早朝からコーヒー準備をお手伝い下さったFS氏とFM女史、ありがとうございました。

“Odoriko“ライドスタート後に雨は強さを増し、最短の“Wasabi”ライドのスタートが1時間後倒しされましたが、そのスタート時には雨が小降りになり“Odoriko”からのエントリー変更組を含む“Wasabi”クラブ員はUgoの遺影とクラブのバナーを掲げてグループスタートを切る事が叶いました。

幸い、“Wasabi”ライドは殆ど降られる事無く、潤いを湛えた狩野川沿いの新緑の中、1年前の夏の落車による頚椎骨折の難手術とリハビリを乗り越えて驚異の復帰を果たしたKJ氏をエスコートしつつゴールし、大会メインステージで記念撮影も行う事が出来ました。

その後は、降り続く雨の中、続々とゴールする“Odoriko”完走者を交え、クラブテント内でPizza、餃子、ムール貝ワイン蒸し、ソーセージ等と缶ビールでトップリ日が暮れるまで後夜祭を楽しみました。

その間にすれ違いになってしまいましたが、”Samurai”クラスに’70s DE ROSAでエントリーしたクラブメンバーのI氏も無事に完走。

後夜祭の最後には、大会広場でフルーツスウィーツを販売していたキッチンカーのスタッフにも労いのコーヒーをご一緒頂き、Ugoの逝去を悼む涙雨に翻弄されたエロイカジャパン2023を締め括りました。

自身もヴィンテージデローザを保有している、仲間の話しを聞きたい、話したい、一緒に走りたいと言う方は是非ご連絡ください。

CLUB DE ROSA Classiche Giappone

https://derosa-classiche.jp/

デローザ仲間が集まるヨコオカフェ

https://www.instagram.com/yokoo_cafe?igsh=MTAyb2NsOTFyajFhYw==